とある文房具関連のブログサイトを見ていたら、翻訳について興味深い記事が書かれていた。そこで上げられていた本を、真似っこして買ってみた。kindle版もあったけど、カバーがお洒落だったから紙の本を注文しておいた。

今回はAmazonでいろいろ検索して、書評がまったくついていないもの、あるいは少ししかついていないもの(co.jpで)の中から、翻訳本も出ているものを探して見つけたのがこれ。

【原書】

Land of the Living(Kindle版)(947円)

著者: Nicci French
タイトル: Land of Living
出版: Penguin / 2008年3月6日
ジャンル: サスペンス、ミステリー

【翻訳本】

生還 (角川文庫)

訳者: 務台夏子
タイトル: 生還
出版: 角川書店 / 2011年4月23日

翻訳本のほうは、わたしが注文してからAmazonでの取り扱いがなくなったみたい。届いた本もすごく古びていた。人気ないの? 結構面白かったよ。

わたしが小・中学生の頃は、本を読むのが大好きで海外児童書も翻訳本をたくさん読んでいたけど、高校生からは原書が英語である限り原書を読んでいたので、翻訳本は「日本語で書かれているのにどこか馴染めない表現」だった記憶しかない。翻訳されたものは、書籍であれ、映像であれ翻訳家の技量でオリジナルからかけ離れていることもあるので、まったく見ないようになった。
copycatして(「コピキャって」という言葉を作りたい)注文中の本では、翻訳本は偽物だというようなことが書かれているらしい。早く読みたい。

原書と翻訳本を読むのは初めて。
翻訳本がまったく同じものではないかもしれないけど、本を読んでいるとき、きっとみんなも同じだと思うけど、映像が頭に浮かんでくる。その映像が原書を読んだときと、翻訳本を読んだときとで一緒なのか、ということに注目してみた。

もちろん原書を先に読んでから翻訳本という順番。

結果から言いますと・・・。

原書ですでに映像が出来上がっているから、翻訳本を次に読んでも読む前からその映像が浮かんでくる。
これは脳みそがひとつしかないので無理だったみたい。頭の中で英語を日本語に訳すスイッチのある人は、もしかしたらそれぞれに映像が浮かぶのだろうか。

ただ、映像は変わらなかったけど、主人公のキャラが変わった。日本語の文体という言葉の最後の終わり方で、原書の中ではおしゃべり好きで率直な性格だったのが、翻訳本になると真面目な性格になった。(これは単なるわたしの感じ取り方)
書籍に比べ、映像吹き替えのほうはオリジナルキャラクターに近い訳され方をしていると思った。書き言葉と話し言葉の違いなのかな〜とも思うが、本の中だってセリフはあるんだから、もっと自由でもいいよね。

こうやって比較して読んでみるのも面白いから、また別の作家の本で翻訳本と一緒に読んでみようかな。

X Factorの記事を読んでくれている人は知っていると思うけど、基本的に男の人の名前はブルー、女の人の名前はピンク、グループの名前は紫と色分けしています。著者のNicci Frenchは夫婦2人のペンネームだそう。イギリス人作家で、物語の最後はイギリスらしくなんだかグロい。時間があったら、また彼らの作品を読もう。

〜この本から学んだ英語表現〜

A stitch in time saves nine.

今日の1針、明日の10針 — 早いうちに手を打てば手遅れになってから大騒ぎしなくて済む、転ばぬ先の杖

Don’t cross that bridge until you come to it.

橋に到達もしないで、橋を渡ろうとするな — 今から心配しても仕方ない

You look all in.

“all in” — to be exhausted or tired out

昔、「そんな表現はない」とどこかの英語教師が突っかかってきたが、それが使われていた。日本の英語教科書の丸暗記で英語を覚えられたそうで、この表現は日本の教科書や文法書の中にはなく、日常会話の中で用いられ、とくに相手が発言してからの聞き返しだけに使う。だから知らないんでしょう。アメリカだけかと思っていたが、この作家はイギリス人なのでイギリスでも通用するということのようです。
わたしは英語学習を頑張っている日本人の英語を笑わないが、日本人の英語に笑っている日本人の英語に笑う。